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株式会社加藤製作所
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手作り機械缶製作工程

手作り機械職人さんの作業場にて製造工程を見学。
彼は先代から技術を受け継ぎ、41年間缶の製造に携わってきました。従兄の職人さん(職人歴 60年)と長年2人三脚で仕事をしています。
機械も先代が使っていたものなので、50年以上使い込み、手に馴染んだ歴史のあるものです。手作り機械缶というとラインで流して一度に大量の缶を造る製法を思い浮かべますが、一つ一つ丁寧に缶を造る工程は、とても“機械缶”という一言で片付けられないほど手間がかかる精巧な作業です。そのため、敢えて我々は“手作り機械缶”という名称を使っています。

(1)ブリキ板切断作業

切断用の器具を使って大きなブリキ板を1枚1枚、缶のサイズに切断します。
足で踏んで切断用の刃を動かす器具

(2)ブリキ板をまるめる

切断した板をまるめます。専用の機械を使って一つ一つまるめます。機械に板を素早く、歪みなく差し込んでいくのは簡単そうに見えてまさに職人技です。

(3)まるめたブリキを接合する

ブリキの端を織り込んで両端を組み合わせ、上から潰して接合します。接合は織り込んで押さえつける形ではんだを使用していないため、錆の心配がありません。
缶の側面が円形に接合された状態

(4)底に板を付ける

底も缶の胴体同様、はんだ付けではなく、織り込んで上から圧力を加える形で接合します。
缶に底板がつきました

(5)紐出し » 完成

手作り機械缶は缶の胴体部分が1枚のブリキで出来ているため、蓋をはめ込んだ時に蓋がしっかり止まるよう、缶の胴体に突起を造る必要があります。この突起を造ることを“紐出し”と言います。
紐出し後、蓋を付けて完成です。
紐出し完了。

(6)感想

熟練の職人技と長年の使用により手に馴染んだ機械によって一つ一つ丁寧に造られる美しい缶に感動しました。工程により役割の異なる手動の機械で造られるからこそ、どこか温かみを感じます。私たちがスーパーなどでよく見かける大型の機械で製造する缶は、ラインに流し一度に数千個から数万個単位で造られますが、手作り機械缶は昔ながらの製法を守り続けているから、小ロット(100個から)のオーダーにも柔軟に対応できるんです。