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株式会社加藤製作所
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手作り缶製作工程

手作り缶職人さんの作業場にて手作り缶の製造工程を見学。
彼は15歳の頃から63年間缶職人一筋に技術を磨いて来ました。彼が手掛ける缶の美しさは日本一といっても過言ではありません。
彼の造る伝統工芸品とも言える缶の秘密を探ってきました。左は奥様です。缶造りを長年手伝って来られた縁の下の力持ち的存在の方です。

(1)ブリキ板裁断作業

ブリキの板から缶の部品となる部分を切断していきます。職人さん曰く、“裁断作業が最も大事!これが狂ったら製品ではない!!!”とのこと。彼は0.1㎜単位で正確に裁断します。缶の蓋、胴、キの部分毎にそれぞれ切断します。
このときは何故裁断がそれほど大事なのか分からなかったのですが、後の工程を見たらそれがよく分かりました。
サイズを正確に測って切断する職人さん

(2)ブリキ板をまるめる

切断したブリキ板を蓋、胴、キの部分それぞれ異なる直径の円形に丸めます。これも一つ一つ丁寧に狂わず同じサイズの円形にするのが簡単そうで、難しいそうです。まさに職人技です。

(3)まるめたブリキ板を接着する

まるめたブリキ板を接着する 接合部分を接着する。接着に使う道具はすべて職さんの手作りです。接着も簡単なように見えますが、焦げたりしないように均等に接着するのにやはり熟練のスキルが必要 です。

(4)キと胴の部分のパーツを接合

まず機械で押し込み、二つのパーツを微妙な力で押し込んで繋ぎ合わせ接着します。最初に、もし緻密な裁断がなされていなかった場合は二つのパーツをうまく繋ぎ合わせることが出来ません。これまでの作業が全部無駄になってしまうという訳です。

(5)天底を付け完成

機械で、缶の天板の部分と底板を押し込んで最終的に缶の完成です。 最近は色々な高さ、大きさの缶があるので、缶の大きさによって押し込む高さの調整をするのがまたスキルが必要。色んなところで熟練の技が生かされていることを実感しました。

(6)感想

缶造りの工程を拝見し、やはり63年の熟練の技術による缶はものすごく精密で美しいと実感しました。蓋と胴の間の隙間が最小で密閉性に優れているため、湿気が入らない構造になっています。先日、実は9年前の煎餅が古い手作り缶の中から発見されました。さすがに口には出来ませんでしたが、なんと煎餅自体はパリパリだったんです!すごい技が詰まった缶です。