インタビュー記事
やげん堀 七味唐辛子本舗 様
柏谷 晃 様
やげん堀 七味唐辛子本舗様と加藤製作所とのお付き合いは長く、四十数年前になります。
昭和46年頃、加藤製作所の前々代の社長時代からやげん堀様の七味唐辛子の缶を造らせて頂いています。
浅草界隈のお蕎麦屋さんや居酒屋等で昔からよく見かけるオレンジ色のやげん堀様の缶はどこか懐かしくそして安心感を与えてくれる存在なのではないでしょうか?
営業部 浅草店 店長 柏谷 晃様にそんなやげん堀様の七味唐辛子用オリジナル缶の魅力についてインタビューしてきました。
やげん堀 七味唐辛子本舗様の七味唐辛子にかける想い
浅草新仲見世に本店を構える寛永2年(1625年)創業の七味唐辛子本舗。
やげん堀の七味は、黒胡麻、陳皮、焼唐辛子、唐辛子、粉山椒、けしの実、麻の実をバランス良く配合した日本独特の香辛料を昔ながらの製法で作っておられます。
味だけでなく、漢方由来の薬効効果も考えられている万能スパイスは、大辛・中辛・小辛と、好みに応じて目の前で調合してくれます。
「いらっしゃいませ!何にいたしましょう」
「七味の大辛で、ちょっと山椒効かせて…」
「私は塗り缶容器共で、中辛、麻の実抜きでお願い」
と、このような楽しい買い物が近頃あるでしょうか?
七味唐辛子の調合販売という、ややもすれば時代から取り残されがちな販売方式を長年続け、それがかえって物があふれる現代においてオーダーメイド的なサービスとして様々な年齢層の方々に喜ばれています。
■やげん堀 七味唐辛子本舗様HP
やげん堀 七味唐辛子オリジナル缶の製造方法
小さな七味唐辛子缶ですが、実は一つ一つ職人の手により丁寧に吹き付け塗装を施しています。
だからこそ、缶の重厚感や色艶が他にない唯一無二のものとして生みだされ、中身の七味の質の良さを演出することが出来ると考えています。
また、容器のオレンジ色は加藤製作所内で“やげん堀レッド”という通称で呼ばれ、やげん堀様のために調色をしたオリジナルカラーです。
やげん堀 七味唐辛子オリジナル缶へのお客様からの反響
七味唐辛子の容器としては手作りのオリジナル缶だけでなく、様々なものを販売しています。
中でも昔からの製法で造られた加藤製作所のオリジナル塗り缶は定番と言えると思います。
お客様からも、塗り缶はどこか落ち着くし、愛着が持てるというお声を度々頂戴します。
塗り缶は実際に手に取るとその重みと質感の違いに気付きます。
原料や製法にこだわり抜いた七味だからこそ、その容器も職人さんにより丁寧に一つ一つ造られたものが最適なのではないでしょうか?(柏谷様)
やげん堀 七味唐辛子オリジナル缶